青年海外協力隊とJICA海外協力隊、どちらの名称が正しいの?
JICAのボランティア事業は、長い歴史がありますので、何度も名称そのものも、内容も、コンセプトも改定されてきました。
協力隊OBとしては、改定されるたびに、言葉が通じにくくなり、困るのですけどね。。。
正解は、
どちらも正しいですが、時代とともに、コンセプトが変化してきています。
現在の使い方ですが、、公式ホームページによると
呼称について
JICAボランティア事業によって派遣される方々の総称を「JICAボランティア」から「JICA海外協力隊」と変更します。 あわせて、各派遣者の呼称を以下のとおり変更します。近年、日本社会で「ボランティア」という言葉が一般に広く使われるようになる中、海外協力隊が持つ「日本の顔の見える国際協力の代表であり、途上国における草の根の外交の担い手」として、日本と途上国の信頼の礎となっていることをより適切に表すための変更です。新呼称 旧呼称
総称 JICA海外協力隊 JICAボランティア
一般案件 青年海外協力隊 青年海外協力隊
(46歳以上の方は海外協力隊として派遣されます)
日系社会青年海外協力隊 日系社会青年ボランティア
(46歳以上の方は日系社会海外協力隊として
派遣されます)
シニア案件 シニア海外協力隊 シニア海外ボランティア
日系社会シニア海外協力隊 日系社会シニア・ボランティア
出典:JICA公式ページ
この改定は、2018年秋に行われました。
さらに、以前には、シニアボランティアというスキームがあって、40歳以上の中高年を対象としたボランティア事業も行われていました。現在は、中高年(46歳以上)ボランティアは、単に「海外協力隊」と呼ばれています。
私の場合には、最高年齢39歳(当時は、ボランティア案件は、39歳までの年齢制限あり)で、派遣時は、40歳で、”青年”海外協力隊と呼ばれることに、多少抵抗がありましたが、45歳の方、抵抗感は、ないですけね。
なお、事務局の名称は、過去から現在まで、
青年海外協力隊事務局
と名称に変更は、ありません。69歳までのボランティア事業を担当しています。